適正な人件費にする方法を教えて下さい
人件費率が高くて困っています。
適正な人件費にする方法を教えて下さい。

多くの飲食店でのワークスケジュールは
1週間単位でされているところが多いようです。
その理由はパート・アルバイトさんの予定が把握できないため、
シフト計画がつくれないからです。
しかし、1週間単位のシフト計画では利益は生まれにくいものです。
売上・収益計画や管理は1ヶ月単位で行っているのに、
シフト計画が1週間単位だと、
人件費は高くなりがちになってしまいます。
そこで「適正な人件費にする方法」をお伝えします
多くの店では1週間で組んだシフトを
そのまま翌週に繰り返している現状が実際のところだと思います。
下手をすれば、売上の高かった数年前と
シフトがそのままの店もあるのではないでしょうか。
これでは利益は出ません。
利益は計画によって生まれるのです。
そのためにも、
損益計画である1ヶ月でシフト計画を作成するのが基本です。
確かにパート・アルバイトさんの希望する給与があると思います。
しかし、それに反してシフトを組まないといけない時もあるのです。
そんな時、1週間単位では短すぎて、
スタッフの希望と収益計画を両立させる事は困難です。
でも、1ヶ月単位で考えると
時間数のコントロールもしやすくなるのです。
ワークスケジュールは
スタッフの希望に沿ってつくる物ではありません。
基準は売上なのです。
月間の見込み売上を予測。
↓
基準となる人時売上高から月間の総労働時間を算出
その総労働時間を日々に振り分ける。
これが基本となる手順です。
店の売上予算と実績は違いが生じます。
一致していれば問題はありませんが、
実績が予算よりも低い場合は問題が起きます。
店長が予算でシフトを組んでいると、
人件費率は予算よりも大幅に高くなってしまいます。
これで利益など出るはずがありません。
シフトのように損益に大きく影響する経費は予算ではなく、
見込み売上を基準に考える必要があります。
見込んでいたよりも売上が伸びない。当然そんな日もあるはずです。
決めてしまったシフトだから、
売上が予測より少なくても当初の予定通りのシフトでやる。
ところが、逆に売上が伸びていると、
「サービスが低下する」と考え、人員増する。
これでは、人件費は増加する一方です。
そこで、我々の顧問先の多くは30分シフト制をとってもらっています。
店が暇だと感じた時は30分だけ早く帰ってもらうのです。
1時間2時間だと店長も言いにくいし、スタッフも困ります。
しかし30分であれば受け入れられやすいものです。
30分の経費意識こそ店長に求められる経営者意識なのです。
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